加圧トレーニングとは
加圧トレーニングとは発明者 佐藤義昭氏が、40年もの歳月をかけて研究・実績を積み重ねて完成した世界初の画期的なトレーニング方法です。
二の腕や太腿の付け根を適度に血流制限することにより、低負荷のトレーニングでも高負荷のトレーニングと同様の効果が、短期間・短時間で得られます。
成長ホルモンを始めとする内分泌系ホルモンの分泌を促進すると共に、様々な医学的・生理学的効果が得られるため、医療・健康・スポーツ分野に限らず、航空宇宙医学分野においても注目されています。
加圧トレーニングの6大効果
ダイエット
加圧トレーニングを行うと増大する成長ホルモンによって、太りにくい体になります。また、トレーニングによって筋肉が増えると、脂肪が燃焼しやすい体になります。
若返り・美肌
加圧をすると通常の約290倍もの成長ホルモンが分泌されたという研究結果が出ています。成長ホルモンは、肌のハリやツヤを取り戻し、脂肪のつきにくい体にしてくれます。
筋力アップ
軽い負荷で高い効果が得られるので、トレーニングを続けやすいのが特徴です。さらに骨や関節への負担が少なくケガなどもしにくいので、老若男女誰でも実践できます。
回復力アップ
加圧をすると骨折や肉離れ、ねんざなどのケガの回復が早くなるという研究データがあります。成長ホルモンによって、筋肉や人体の修復が早まると考えられています。
血行促進による血管の弾力性の向上
加圧と除圧を繰り返すことで、血管に弾力がよみがえり、血液を押し出す力が強くなります。その結果、血行が良くなり、血流量も多くなるので、新陳代謝が活発になります。
冷え・肩こりなどの諸症状改善
加圧によって血行が促進され、細胞の回復スピードが上がります。その結果、冷え性や肩コリなど、血行不良が原因と思われる諸症状が改善されます。
加圧の血管への効果
衰えた血管内
加齢とともに、血管の力は徐々に衰え、血管年齢も老いていきます。収縮や拡張の機能が弱まり、血液の押し出す力も弱まってきます。その結果、血流が悪化し、血行不良による肩こりや冷え性の原因となります。
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加圧時の血管内
加圧ベルトを腕や足の付け根に巻き血流を適度に制限すると、血管内の血液や酸素は行き場を制限され、血液が腕や足にプーリング(溜まる)されます。すると、血管は少しでも血流を良くしようと、拡張します。
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除圧直後の血管内
血管が拡張したところで、加圧ベルトを外し除圧すると、血管内にプーリングされていた血液が一気に流れ出します。血管も拡張されているため、一時的に血流が良くなり、体中の隅々まで行き渡ります。
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加圧トレーニングを繰返した血管内
加圧トレーニング中は、何度も加圧・除圧を繰り返します。結果も拡張と収縮を繰り返すため、血液を送り出す力が強くなり、血行が改善されます。加齢とともに衰える血管壁の弾力性も向上し、血管年齢の若返りの効果も得られます。
成長ホルモンのメカニズム
成長ホルモンとは
脳の下垂体前葉から分泌されるホルモンの一種です。体の成長、新陳代謝を活発にする働きがあり、アンチエイジングに多大な効果をもたらします。 成長ホルモンが大量に分泌されている成長期には、脂肪の燃焼、身体の細胞の回復、再生が早いため、肌のハリツヤもよく、新陳代謝も活発です。 年齢を重ね、40歳を超えると成長ホルモンの分泌が抑制されて老化が早まり、運動能力も低下します。また怪我からの復帰も遅くなります。
成長ホルモン分泌のメカニズム
加圧時には、筋肉内で出来た乳酸が血流に流されずに溜まります。すると、通常よりも筋肉内の乳酸の量が増え、脳が成長ホルモンを分泌させます。最大では通常の290倍まで増加するといわれています。
乳酸の分泌量
加圧を行うと、乳酸の分泌量はトレーニング前の約100倍以上増加します。
乳酸が溜まった状態というのは、
・階段を上って足が重く感じる。
・腕や足がパンパンになる感じ。
・体が重くだるい。
加圧トレーニングはこの状態を早く、軽い重さで作り出せるのが最大の特徴です。
この乳酸が多く分泌される量が多いと、成長ホルモンの分泌量も増加します。
成長ホルモンの分泌量
加圧をかけた場合、かけない場合に比べて最大約290倍もの成長ホルモンが分泌されます。
通常の筋力トレーニングと比較する場合、最大10倍の成長ホルモンが分泌されるという研究報告もあります。
成長ホルモンは脂肪を溶かして、エネルギーとして使えるようにする作用があります。
加圧トレーニング後に有酸素運動(歩く、走る、自転車に乗る)をすると更に脂肪燃焼効率が上がります。
ダイエット、スタイルアップなどをお考えの方は加圧トレーニング+有酸素運動を組み合わせると良いでしょう。